大きな動物病院は違うかもしれないが、だいたい普通の獣医さんは全部の科を診ている。内科も外科も整形外科どころか、人間だったら免許も違う歯科まで診ている。
加えて、患者(動物)は自分で症状を説明してくれない。「いや~、2日3日前からおなかの調子が・・・」とか言ってくれない。おまけに犬猫だけではなかったりする。どういう頭の構造をしているのかわからない。
先日も、リズちゃんの歯茎の膿を取って染色して顕微鏡で見ていた。病理である。私は昔臨床検査技師をやっていたが、生化学にいたこともあり、検査だけでも細菌学も血液学も病理学もわからなかった。
国家試験で科目だけはあって点は取れたので合格はしたのだが、現場でやっていなければわからない分野となった。休日診療所で心電図もとったことがあったが、電極を付けるのは全部看護師さんがやってくれ、自分は心電図の機械のボタンを押しただけだった。よほどおかしくなければ波形を見てもよくわからない。
医者の方も、休日診療所は基本的に内科しか診ておらず外科は断っていいことになっていた。休日であって救急診療所ではないとの事だった。当然、当番には眼科医や耳鼻科医は当たらなかった。発熱でかかって眼科医がいたらいやである。となりに休日歯科診療所もあったが、組織自体違っていた。
自分は検査だけでも分野が違うとわからなかったのに、ほぼ全科目を診てしまうのは信じられないことである。















